K Y O T O

11月、京都に行きました。

大学の先輩の結婚式に出席しました。

京都らしく和装、料亭、そして、とても素晴らしい結婚式でした。

大学のころ、和歌山に住んでいたこともあり、京都には何度か遊びに行く機会がありました。 自転車で知らない狭い路地を探検したり、お寺や公園でぼーっとしたり、 手の届かない高級なお店や骨董品店に入ってみたり。 いろんなところへ行くうちに、京都がとても好きになっていました。

今回、結婚式の翌日が日曜日だったので、紅葉シーズンで人が多いのはわかっていましたが、 京都に一泊し、昔通った懐かしい道やお寺、行ってみたい名所を訪ねました。

出町ふたば

朝一、女子たちが行列をつくるイノダコーヒー本店にて、 おひとりさまモーニングを決め込むアグレッシブさを発揮しつつ、 ひとりでぽつぽつと歩き、気がつけば雨の中、四条烏丸から下鴨神社まで歩いていて、 疲労感は果てしなく、恵文社一乗寺店では、海外から買い付けた感漂う子どもの絵本を物色し購入。 初めて行ってみた建仁寺がすごく良くて縁側的なところに座ってぼーっと思いに耽り、 ごった返しの四条通でお土産探しに行ったり来たりと、 半日ほどの時間しかありませんでしたが、それなりに楽しい時間を過ごすことができました。

今回、電車と新幹線を利用して松山京都を往復しました。 バスは疲れるし、飛行機は乗換が面倒そう、という気持ちで電車のお得きっぷを調べていたところ、 松山-新大阪の往復きっぷを発見しました。 これは岡山までの特急と新大阪までの新幹線を指定席で利用できるきっぷで、 そこに京都までのひと駅分の新幹線乗車券を足して購入しました。 1回乗り換えるだけで、ゆったり電車で移動できるので疲れも少なく、 値段もそんなに高くない、松山京都間のベストな移動手段だと思いました。

電車の中では、陰翳礼讃を読んでいて、京都へのモチベーションを高めました。 これは今回の過ごし方にかなりハマって、料亭の料理や寺社の佇まいを普段とは違う視点で感じることができ、 移動時間の長さを、理解の深さに還元することができて、満足しました。

知るほどに知りたくなる、京都をますます好きになっています。