本州最南端

那智勝浦町は本州の「ほぼ」最南端に位置しています。

本州の最南端は、那智勝浦町から南へ30kmほど行った、『潮岬』というところです。

関西では台風のときによく耳にする地名です。

僕は和歌山に6年ぐらい住んでいるのですが、行ったことがありませんでした。

先日、初めて行ってきて、すごく良い場所だったので、今日は紹介したいと思います。

本州最南端の碑

「ババーン!」と来た感たっぷりの碑が出迎えてくれます。

この『潮岬』には見どころがいくつかあります。

見どころその1は『潮岬タワー』です。

潮岬観光タワー

円いです。かなり高い場所にあるので、陸地、海面をパノラマ展望できることは確実です。

ただ、この日は朝早すぎて、開いていませんでした。

ここには、土産店はもちろん、レストランなんかもあって、かなり充実しています。

見どころその2は『草原』です。

潮岬野原

『潮岬タワー』前の道から、最南端碑の間に、ちょっとした草原が広がっているのですが、

この雰囲気が、かなり良いんです。空がすごく大きく感じるような、なんかそんな感じです。

だだっ広いというか、なんもない感じが良いです。

見どころその3は『やっぱり最端』なところです。

潮岬南端

この岩の先っちょが本州の最南端であって、この南はずーっとなんにもない海です。

はるか遠くに太平洋の荒波にのまれそうな船が見えてはらはらしたり、 左右に広がる水平線を、ただぼーっと眺めて落ち着いたり、 やけに強い風が吹いていて端まで来た感を味わったり、 普通の海や岬にはない独特の空気感があって良いです。

見どころその4は『陽が昇る場所』なところです。

潮岬から見えた空

わたがしのように途切れた雲に隠れた朝陽と水平線に浮かぶ船、 海も空もただ広くどこまでも続いていて、それをさえぎるものはなにもありません。

『潮岬』がある串本町は、全国でも有数の朝陽撮影スポットがいくつかあるそうで、 来る途中の海岸線に、何人ものカメラマン(全員三脚装備)がおられました。 こんな場所で陽が昇るのをじっと待つのは、すごく贅沢なことですね。

こうやってまとめてみると…あれっ?そんなに他と変わらない?って感じかもしれませんが… そうですね…串本町内から比較的近め!あと…駐車場からそんなに歩かなくて良い! あとは…トイレがキレイで怖くない!地味な点もきっちり充実しています!

僕は、車から降りてこの草原と空を見た瞬間にテンションがMAXに上がりまして、 朝から草原を走り回ってしまいました。

もし、この辺りに来られる際は、ぜひ『潮岬』にもお立ち寄り下さい。 あなたもきっと、この草原を走り回りたくなるはずです!

あ、そうそう、この『潮岬』の草原で、1月30日に「芝焼き」が行われるそうです。 なんでも、本州最南端の火祭りと題したちょっと大きなイベントのようで、 串本観光協会のホームページによると、「トルコ民族舞踊団」や餅つきなんかもあるそうです。 点火はなんと!地元高校弓道部による火矢!これはかなり見てみたいです。

あ、でもこの日、那智勝浦町では『まぐろ祭り』があるんです… まぐろ祭りは昼の12時まで、火祭りは午後4時半から… ん~、行けないこともないですが…しかし火祭りかなり見てみたい!

もし気合いで行けたら、その時はしっかりレポートしたいと思います