まぐろ&漁港&市場

久しぶりの更新です。

今日は、まぐろのことについて書きたいと思います。

先日、ホテルの厨房で働いている方に、勝浦漁港に連れて行ってもらいました。

集合時間は朝の5時半。漁港の朝は早いのです…

勝浦漁港では、一般の方向けに漁港の見学ができるようになっていて、競りを見ることができます。

しかしそれは7時から…つまり、それまでに獲れたまぐろを水揚げしなければならないのです。

この部分は一般見学できません。漁師や漁港の方の邪魔になってしまうからです。

今回は特別に、その作業を見させていただくことになりました。

クレーンでまぐろを船から漁港に下ろしている様子

漁港に着いた船から、クレーンを使ってまぐろをおろします。

かな~り大漁です!そのまぐろのお腹を割って内臓を取り出して、市場に並べます。

水揚げ後市場に並べられたまぐろ

さすが、生まぐろ水揚げ高日本一の漁港だけあって、見渡す限りまぐろです。壮観です。

近海で獲れた生まぐろなので、もちろん冷凍されていません。テレビでよく見る白~いまぐろじゃないです。

そうして並べられたまぐろを4人がかりで計量していきます。

まぐろ計量

この台車に載せると重さが測れるみたいです。

この作業が半端なく素早いのです!

台車に載せる人が2人、台車を動かしながら重さを読み上げる人、降ろす人、重さを紙に書いて貼る人。

ぱぱぱーっとあっというまに1列、2列とまぐろが整列されていきます。

まぐろの背びれを切り落としている様子

これは、まぐろの尾びれをのこぎりで切り落としているところです。

この切り口を見て仲買人の方たちはまぐろの質をチェックしているそうです。

あ、そういえば、このまぐろの向きがバラバラなことに気づいた方もいると思います。

左が上になっていたり、右が上になっていたり、なんで全部一緒じゃないのか聞いてみました。

これは、漁船に上がった時に下になった方の身をずっと下にしておくそうです。

そうすることで、上の身の質を良い状態のまま保つことができるそうです。すごいですよね!

大きいマグロの腹をのぞいてみると…

まぐろの腹身

トロです脂がのってます!!

すごく分厚いです。いったいどこの料理店で、どんな方が召し上がるのでしょうか!

この日、水揚げされたまぐろは大きいのから小さいのまでたくさんあったのですが、

どれくらい大きさに幅があるのか写真で撮ってみたので載せてみます。

小さいまぐろ

これはこの日一番ぐらいに小さいまぐろです。なんか目がマヒして豆アジに見えます…

そして、下の写真はこの日一番ぐらいに大きいまぐろです。

大きいまぐろ

ぜーんぜん比べものになりません。デカすぎます。

ちなみにこのまぐろの種類は『メバチマグロ』といって、まぐろの中では3番目のランクだそうです。

この日は1番目のランクのクロマグロは水揚げされなかったみたいです。

クロマグロはこれよりもさらに大きいそうです・・・驚きです。

というわけで、勝浦漁港から水揚げの模様をお届けしました。

残念ながら競りは見ることができませんでしたが、まぐろのことについて知れて良かったです。

この市場の様子は、上にも書いた通り一般公開もされているので、

那智勝浦を訪れた際はぜひ、この壮観なまぐろ達を見にきてくださいね~!